Aチーム最終ゼミ

1:Aチーム最終ゼミ
asae 12/10 22:28
Aチームの最終発表。
ここできっちりまとめられると、幸せなクリスマスとお正月を迎えられる。
今年は、大きな波乱がなく、手堅いまとめで粒ぞろい。
とすると、論旨の大きな変換が少ない分、考察の深さ・緻密さが仕上がりを左右する。コメントを参考にして、組み立てと考察を再考してください。
来週のBチームも穏やかでありますように・・・。

〈青木〉9月スタートで2度目の発表。浦安の職業分布の検討に入り、史料から分布図を作成・・まではいいし、説明も丁寧なのだけど、その分析が甘く、ピントがずれている。特に、歴史的事実として町を分析するとき、現代の状態を前提にするのは危険で、同時代またはそれ以前の道や場所ごとの性格等の上でみる必要がある。浦安の成り立ちや歴史をうんと詳しくして、改めて分布図の分析を3倍濃くしてみること。

〈牛奥〉商工省工芸指導所に関与した3人の外国人デザイナーについて、その指導内容と思想を再検討。この内容と、工芸指導所の照明器具の変化の関連が正確に考察できればほぼ結論!今回の発表でその粗筋はみえて、3人の影響の相違もおよそ推測できた。先は明るい!ただし、それが「およそ」に留まるのは、1次史料の引用やキーワードの抽出が粗いため。キーワードを各人3項目以上出し、かつ全体構成と研究目的を見直した上で、関連を考察。さらに、3人の指導内容と作品に対する当時の評価を雑誌等から検討し、正確に(大事!)位置づけること。
まず、決戦は火曜日!がんばってね。

〈伊佐〉中間までと扱っている事例は同じでも、その分析方法と構成を全て見直したことで、全く違う印象になった。これに文様の具体例をもっとたくさん提示すれば、きっと良い論文になる。注意したいのは、1)論文上の用語の再定義(基本形、アレンジ、構成、建具意匠など)とその説明、2)文様、建具意匠、現存作品との関連の各章での1の用語を使わないまとめ、3)書誌ではなく意匠論としての考察、を心がけること。それができれば、もう結論。見通しは明るい!

〈寺籠〉4居留地の遊興施設の検討を踏まえた比較検討が今回の課題。各施設の和洋の様式や用法がより詳しくなったことで、施設ごと、都市ごとの相違がくっきり見えている。これでばっちり結論・・・と思っているのに、どうも考察の歯切れが悪い。複数の要素を関連づけた分析は確かに難しいけれど、それができないと豊富なデータがもったいない。外国側の要望や規則との関連も含めて、都市ごとの相違がクリアになるよう分析を深め、「都市史」の論文らしいまとめをする。それを本人が文章にできさえすればすぐ結論。ゴールを外さないように。

〈手嶋〉中間発表より分析項目を増やし、その相互関係がわかるグラフも追加して、名称ごとの茶室の特徴の相違を再検討。また、名称が歴史的事実を知るための史料性を持つのか、主要茶室で検証。よく努力している。が、「再検討」ならば、各名称のまとめは中間を流用することは絶対にできないはずなのに、なぜかそのままなのが非常に不満。これをやり直し、語源と比較する意味をよく理解しないと、たぶん先に進まない。自分を甘やかさないで、後半の分析とその作業目的を書き直す。かつ茶室の成立に関する先行研究を再確認して、自分の出した傾向とどこが違うのか、位置づけを明らかにする・・と結論がみえる。難しいけれど逃げないこと。

〈荒井〉中間発表後に発見した、横浜の関東大震災復興時の公園計画案の分析に着手。この部分だけで十分卒論1本になる量と内容で、それを1ヶ月で進めたパワーに脱帽。ごく一部だけが取りあげられていた計画案の実施状況を追跡し、かつ計画地の前身を精査して繋ぎ合わせることで全体像が明確になった。圧巻の内容。今回のMVP。これを、計画と実施状況に分けてポイントをまとめ、かつ東京の復興計画と比較した特徴をあげて、計画全体の位置づけをすることが今後の課題。それを踏まえて、他の章の構成や表現を練り直す必要もある。残り時間が限られているのが辛いけれど、絶対に外せない作業から優先すること。

〈草ヶ谷〉前回から、農村住宅の台所改善の具体的な事例に検討が移り、内容がビジュアルでわかりやすくなった。特に今回は事例も増やし、写真や図面からこそわかる空間・設備の特徴を使い方と合わせて指摘していて、丁寧な良い発表。改造事例のビフォー&アフターの検討がまだ物足りないから、何が変ったのか項目別にチェックするなどより詳しい分析を追加。これに、改善への取り組み方の特徴をプラスすれば、ほぼ結論!範囲を広げるより、分析の内容を出来る限り深くして、農村住宅の台所改善をきちんと評価してほしい。

O1-V

BluesBB ©Sting_Band