Aチーム第1回発表

1:Aチーム第1回発表
Asae 05/14 16:45
今年のゼミ発表がスタート。今週はAチームの6名の予定が、1名は不戦敗。
でも、発表した大半は、例年に比べてもレベルが高くて見応え十分。進んでいる人と、出遅れている人の差が大き過ぎる。

卒論は授業のレポートのように一夜漬けでは乗り越えられないし、漠然と本を読んだり調べたりするだけでも進まない。今取り組んでいる内容は、
  1)自分の研究の基礎知識と、論文の作法を身につける
  2)既にわかっている事実を、自分の研究用にカスタマイズする
  3)先行研究と比較することで、自分の研究のオリジナリティを考える
という3つの目的がある。2が特に大事。ここで手を抜かず、きっちり下積みをすると、研究の出来に必ず反映する。がんばってください。

以下、講評。
〈林〉A  城郭の大手門の意匠や計画のルールを探る研究。門の種類や意匠要素の把握が第一歩。その理解が的確で、かつ自分の言葉で説明できている。種類毎の整理や表現も工夫されていて、1回目の発表なのに完成度が高い。今後は、複数ある城郭の門のうち、大手門を取り上げる意義は何か、その意匠としてどこを、どのように見るのかを考えるのがポイント。次回は現存例・消失例を元に、その分類や見分け方の整理してみること。

〈石橋〉A  建築界における日本とアメリカの影響関係がテーマ。今回はまず「人」の動きを、来日した外国人建築家、渡航した日本人建築家の国別の動向から検討。「お勉強」ではなく既に「研究」段階で、作業量が圧倒的に多く内容も深い。ただし、基礎データとして、細部の正確さを欠く点が問題で、全データの再確認が必要。先に急いで進むより、現在のデータを補足して他の視点からも分析し、人的交流の変化をより深くみることを勧めます。先が楽しみ。

〈野田〉A-  日本におけるインテリア企業の成立がテーマで、まずは近代のインテリアの歴史を整理。複数の文献からよく流れを掴み、ビジュアルに表現できている。専門用語も正確で優等生。ただ、インテリアの変化の画期と要因の把握がまだ弱く、テーマである生産者・施工者との関係が他の項目と整理できていないのが惜しい。インテリアに関わった日本企業に注目して内容を補い、もう一度変化の画期を考えてみる。研究目的再考。

〈増澤〉A- 伊勢神宮の式年造替とその古殿舎の移築がテーマ。まずは伊勢神宮と式年造替の基本事項を整理。さすが御朱印ガールだけあって、好きで調べていることが伝わる良い発表。惜しいのは、全体に専門用語の読みや説明が不安で、画面での提示が弱いこと。また、史実や行事のうち宗教的な意味より「建築」に関する内容こそ注目したい。そのバランスが取れると、もっともっと良くなるはず。伊勢の調査を目指して進みましょう。

〈小崎〉C カントリークラブの建築史的研究。その核となる現存作品・グリーンハウスの歴史や意匠を整理するのが今回の課題。充実した本もあるし、行ったこともある・・にも関わらず内容が余りにも浅い。特に、建築的特徴は内容も専門用語もお子様レベルで、様式や用語に関する勉強が圧倒的に不足。かつ反省が無い。様式や平面を真面目に勉強して、的確に図を提示し、建築学科らしい発表にすること。自分勝手な感想や意見を全て不要。再発表。


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