院ゼミ総括

投稿者: Asae 投稿日時: 2012-7-26 23:20:20

1ヶ月半ぶりの院ゼミ。

修論提出まで、あと約半年になり、M2は研究の骨格を固めなければならないところ。方向性が決まらないと、夏の作業が的外れになる。
その点で、平野は分析と発表の出来はともかく、目的・方法は理解できるが、曽根田はうーん・・・。とにかく夏休み前までに2人とも方向を固めること。
M1の荒井は、10月の技術報告集投稿が目標。卒論から補足しなければならない部分の7割が埋まったから、とにかく書き始めましょう。

という個々の内容はともかく、ゼミ自体はなんとも不満。
他の人の発表に質問も意見もほとんど無く、反応が鈍くて沈滞ムード・・。
当日まで準備していて眠いのはわかるが、それは自分で自分を追いつめたこと。院生3人しかいないのだから、きちんと発言しないと場が成り立たないし、勉強にならない。
これは、4年のゼミでも同様で、院生の発言が例年に比べて少なく、きれが悪い!本当に物足りない。
意識して、現在の3倍以上発言すること。

なお、緊張感が必要だと思うので、秋からは2ヶ月に1度、4年の前で発表させます。4年生は、ばんばん突っ込んでください。

〈荒井〉横浜の市区改正で提案された「街庭」と呼ぶ小公園の計画背景と他都市での状況を解明中。さすがポイントがよくわかる発表。パリに倣ったらしいこと、同じ都市をモデルにしながら東京や名古屋では性格が異なり、「街園」「街苑」と名前も違う点が面白い!各都市で誰が提案したのか、その導入背景が個々に違うのかも気になるところで、街庭だけで大会一本分の内容になりそう。卒論は全体像を広く扱ったけれど、修論では一点を深くみる視点もすごく大事だから、横浜と他都市を比べる切り口のひとつとして史料をもっと集めてみること。

〈曽根田〉今回の最大の目標は、研究目的と分析タイショウ(←禁止ワードで使えない)の選択条件の決定。その上で分析方法の定型を作ると、一気に作業に入ることができる・・。が、甘い。研究目的は、言葉をもっともっと絞り、建具の機能と意匠(形式)の両方からの視点が明確になるよう再考。これは研究タイショウとも深く関わり、何を見たいかによって、事例を厚くすべき年代や種別が異なるはず。数が多ければいいのではなく、知りたいことにふさわしい事例を集め方をしなければならない。さらに、建具の選択→部屋相互の関係→各室の用途・機能という推論を進めるのに、動線を最初に設定するのは本末転倒だし、建具の選択理由を機能だけ計るのは片手落ち。現代の常識を江戸時代にそのまま当てはめることができないことを肝に銘じた上で、「建具だからこそわかること」が明確になるよう、組み直してみること。なお、方法論や命名は、出来る限りシンプルな方が絶対に得です。

〈平野〉前回の清水寺に引き続き、滋賀・長命寺の参詣曼荼羅の分析に着手。研究目的は、パワポが未完成で表現が××だが、「参詣曼荼羅」を扱う意味と研究のオリジナリティは明確で○。分析に先立つ長命寺の諸堂の建築履歴の整理もまあ良く、6本の図の整理も一応OK。が、制作年代の推定がやや甘く、かつ説明が長くてわかりにくい。再整理。課題は分析で、複数本での描写の違いは何を示すのか、描かれた人物や建物の何に注目すべきなのか、そのポイントが曖昧だとただの「間違い探し」になってしまう。ポイントがあやふやなのは、たぶん近世社寺に関する知識が足りないから。参詣曼荼羅での使い方が、近世らしい堂や境内が現れる萌芽になるはずだから、変化の「終着点」としての近世社寺全般と長命寺の特徴に関する知識を強化して、分析を深くすること。


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