Bチーム発表総括

投稿者: Asae 投稿日時: 2010-7-4 22:53:50

先週に続き、Bチーム発表・・だけど就職活動等で3名欠席のため、いまだに発表が一巡せず。発表内容をみても、なかなかスタートの足並みが揃わない。
今年は就職活動が厳しいことは確かだけれど、進まないのはそれだけではないはず。研究をできない理由もやらない理由もいくらでも付けられるけれど、やる人はどんな状況でもちゃんと進んでいる。自分の卒論だから、自分が取り組まない限り、誰も助けてはくれない。卒論を面白くするかどうかは、自分自身にかかっている。その意味で、今年は自分に甘い人が多いようにみえる。
よーく自分の姿勢を顧みて、正面から卒論に取り組んで欲しい。1年間は短いから、何もしないで終わっちゃいますよ!
以下、発表順に講評。

橋本:京浜工業地帯の社宅がテーマ。堅実な内容と丁寧な発表。工業地帯の変遷が、言葉ではなく地図上で説明できていて、都市史の王道を行くアプローチ。とにかく工業地帯に行ってみちゃうとか、資料があるのがわかったら即図書館に行くとか、体育会系らしい行動力も頼もしい。ただの住宅や住宅地ではなく「社宅」を扱う意味や面白さ、最終的に社宅の何をみたいと思うのか、その視点の独自性を改めて考えてみること。
根本:村野藤吾のインテリア。建築家村野藤吾の理解が今回の課題で、スタートとしては充分合格点。特に、自分なりに作品の特徴をキーワードで整理し、それを映像で示す点がポイント高し。惜しいのは、せっかく自分で作った資料から何が読めるのか、分析が足りない点と、その考察が自分の研究対象の選択に繋がらない点。年代や用途など何を条件に今後の対象を絞るのかを、常に頭に置いて先行研究を読み、かつ自分で作った年譜や作品をみてみること。膨大な先行研究がある分野だから、丁寧に。
須田:作庭家・飯田十基という建築界ではマイナーな人物がテーマ・・だから、まず「飯田十基」とは何者かをきちんと説明しないと、みんな話についていけない。発表は、全体像から部分へ、一般論や基礎情報から詳細へ進むのが基本。発表構成を再整理。また、飯田に関する基礎的な情報収集が不足しているし、年表や作品リストが不完全。完全に作業量不足。面白いテーマなのだから、姿勢を立て直して、次回は目の覚めるような発表をみたい。
上野:1950〜60年代の住宅という、根本と同様、先行研究が山ほどあるテーマ。でも、そのポピュラーな対象に対し、自分の研究のオリジナリティがよく理解できている。また、住宅の特徴の分析は、意外なほど丁寧で、高評価。課題は、研究方法の説得力のある説明と、平面や写真など具体像を示した発表方法。対象住宅の選択条件や分類方法、今後行うはずの家具の分析方法がきちんと説明できないと全体が怪しくなる。院生と一緒に想定質問を繰り返して、どう突っ込まれても太刀打ちできる研究方法の構築を目指すこと。
土方:今回は文化財ジャンルや復原・保存・修景などの用語や手法の理解が課題。でも、そのひとつひとつの調査が浅く、本人が理解していないから発表にならない。定義を丸写ししても、ただの辞書。完全に作業量不足。ひとつひとつの用語を、対象・成立背景・長所・短所など複数の項目から整理し、他のジャンルや用語と比較してみてはじめて、特徴がわかるはず。そこからやっと、調査対象をどう扱うか、自分なりの調査方針がみえてくる。もう三歩踏込んだアプローチを期待。

次回の発表までの間隔は3週間しかないから、すぐに次が廻ってくる。少しずつでも地道に進めることが重要。できる限り研究室にきて、院生や私と話をすること。今回発表できなかった3名は、今回分も含め、次回は1.5回分以上の内容(時間ではなく「内容」!)が必要。
なお、今日の司会のM1前島は大健闘。とっても本人の勉強になりそうなので、次回以降の司会はM1の2人が交替でよろしく。


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