Aチーム3回目

投稿者: Asae 投稿日時: 2016-7-2 13:49:15

Aチームも既に3回目。
この辺りから、1次史料の検討に入る場合が多く、研究らしくなってくる。
野田は室内装飾業の雑誌広告の収集・分析を開始、石橋も外遊の報告記事や日記、林は城絵図、増澤は新聞記事など、それぞれの方法論に移行している。発表を聞いていて本当に面白い。
ただし、その整理が不正確だったり、収集が足りないと、これから先の考察が進まない。前期中に今の作業をきちんとまとめるつもりで、研究報告書に臨んでください。

今回は、西洋建築史の伊藤先生、OBで10期生の田原良祐も飛び入り参加。貴重なコメントありがとうございます。
田原は、2日前に長女の結花ちゃんが誕生。パパ、がんばれ!

以下、講評。

〈野田〉A+ 前回に続き、圧巻の発表。専門誌3誌・一般誌4誌の2年分の広告を確認し、そこから室内装飾業者を抽出して、社史等から前身・後身の業種を確認。これを前身や創業年代、ターゲットによる広告の相違など、複数の視点から分析。人間離れした作業量。洋風のインテリア導入に際し、旧来の職人が材料を媒体に参入する例と、家具製造など当初から洋風の技術を基礎にする例があること、一般向けへの室内装飾のPRは意外と年代が遅いことなど、わかった事実も面白く、しかも本人自身が「面白い!」と思っていることが伝わる良い発表。各企業の詳細や戦後の傾向も加わるともっと面白そうだから、このまま進みましょう。

〈石橋〉A  前回までに収集した建築家の戦前の海外渡航事例を、各人の渡航報告や日記、雑誌記事から補強。これも十分な作業量なのだけど、固有名詞が所々不正確なのが残念。情報量が増えて渡航先の選択傾向がよくわかるようになり、考察も深みを増した。この研究の難しいところは、背景を考えるために、各国の建築事情に関する西洋建築史・近代建築史の幅広い知識が必要な点。今回注目したアメリカや北欧については、各国の動きと渡航傾向がぴったり一致して面白かったように、背景がわかると格段に研究が深まる。アメリカはずっと渡航先のトップだが、その目的や求められたものがどう変化したのか、かつ事前にアメリカ国内の情報がどのように届けられたのかがわかると、アメリカを主とする意味がありそう。いよいよアメリカ?!

〈林〉A 大手門の意匠や寸法を補強し、家格等との関係を分析。このデータの正確さが林の最大の武器で、史料性の確認や整理の緻密さはダントツ。考察では、壁仕上げと家格、枡形・門形式と知行高との関係はよく見えてきた。外様と譜代を比べるなら、狭間や石落としなど戦闘機能の有無や、門の規模もきっと関係しそう。実はここからが勝負で、機能的意味が薄い天守と、機能重視の大手門の違いをどう出すかが今後の課題。年代論が可能かどうかも含め、今後の方針を前期中に立てたい。

〈増澤〉B  伊勢神宮の式年遷宮の古殿舎の移築について、先行研究から各時代の状況を整理すると共に、新聞記事を中心に事例を抽出。前半部分は、先行研究をよく読み込んでいるけれど、それに盲目的になりすぎて、「各時代の状況を知る」という目的が達せられていない。時代ごとのまとめ必須。後半は、新聞記事では戦後の事例が多く、戦前が弱い。この研究でどの年代を主に扱うのか、幕末や明治期の事例をどのように集めるのか、方針を決めた上で事例を早急に補強。著名神社については、神社史なども参考にすること。早く伊勢と名古屋に行けますように。

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