Aチーム発表2(長い)

投稿者: Asae 投稿日時: 2010-12-19 22:00:57

12月18日で、今年のゼミを終了。次に全員で会うのは、卒論提出と発表練習+本番のみ。1年間は早い!
恐ろしいことに、提出まで残りほぼ1ヶ月。恒例の年末個別面談で、卒論の仕上げまでの打ち合わせをきっちりして、学生最後の冬休みを充実して送ること。

というものの、今回の8人は、みんな結論の着地点がほぼ見え、粒ぞろいの内容。恐るべし。
ここまで見えていれば、何を詰めなければいけないのか、その作業もおよそわかっているはず。ここから先は、妥協しないで粘った人が最後に勝つ。みんな良い論文になると思うから、がんばってください。

三浦:中間以降、自分のやるべき作業がわかり、そのまとめ方や発表も板について、道に迷うことが無くなった。4月から最も成長した子だと思う。前回注文がついた、屋根瓦だけではなく全体を見る姿勢もちゃんとパワポに入って、景観に繋げる手がかりができた。例によって課題は、データの活かし方、読み方。鬼瓦は種類が豊富なために、全てをグラフで併置すると傾向がわかりにくい。何を指標に質素or華美とみるか、具体的に挙げて分けた方が良いし、ただ華美・質素だけではない、町ごとの好みがみたい。鬼瓦制作の背景も含めてもう二歩補強すること。

佐々木:あいかわらず作業量は多いし、データ整理も正確。ただ駅舎意匠の分類が細かく、かつ技師の異動と無理に結びつけようとし過ぎている。全ての意匠が人との関係で説明できるわけではなく、数例を証拠として挙げられれば充分。RC造はその例として最適。手順として、まず駅舎意匠の年代・地域・管轄の傾向を淡々と説明し、そこに人事異動を重ねてみて、何がわかるか説明する。特定の駅のための意匠が、後にプロトタイプとして定着し、それを元にリデザインするという流れもあるはずだから要注意。年内にRC造を片付けること。佐々木さん、ここから先は吹っ切って走りきる勢いと熱意が一番大事ですよ。悔いの無いよう取り組むこと。

平野:発表後、全員からため息が出たほど、ダントツの内容と発表。前回までで絵画史料からみた傾向が、実際の建物の空間や変化と結びつき、建築学科らしい研究になった。関西の実地調査が活き(泣)、かつ方法論の説明が丁寧かつ明快!石山寺について、改造や局の用法を加えて完璧にし、これを指標に、他の絵巻や、実際の寺院の改造を加えて流れをみる。実例としては、桑実寺本堂の改造と、東大寺二月堂か?絵画では、畳以外に、着衣や調度などでも身分差をみてみること。

塩田:中間以降、毎回自己ベストを更新。東博本館の平面・外観の設計背景と実施での変更点が、細部に渡って整理され、中身の濃い分析になった。もうこの2点は完だが、全てを「日本的」と言いきるのは危険だから、要注意。あとは、完成後の展示計画と、平面計画の関係が論じられ、変更点の意味が説明できればOK。また、内部意匠については、東博本館のオリジナルか、それとも他からの流用か、同じ年代の建物と合わせて考えてみること。ゴール近し。

橋本:中身の濃い、明快な発表。4社の社宅の形態・立地・住宅施策が年代を追って対比され、構図が明確になった。特に、東電を除き、社宅がまず工場の中近部に建設され、戦後に工場周辺での建設が始まった点、そこで戸建+集合住宅の複合や付帯施設を持つ社宅が登場した点は新鮮で、従来のイメージを覆す。とすれば、なぜ戦前は社宅が少なかったのか、なぜ工場近辺に増えたのか、その理由が問題となる。この背景を、一段階古い地図や社会背景から説明できればもう結論。ゴール近し。

佐藤:ラグビーの大学選手権も始まった中で、よく自力で進んでいる。これまで調査した4神宮の歴史や施設を、同じフォーマットで比較したことで、共通点・相違点が明確になった。橋本と同様、課題はその共通点・相違点の理由。ただスポーツ大会があったから・・ではなく、なぜその場所が神宮外苑でなければならなかったのか、スポーツ=体育が当時どのような意味を持ち、何を意図して活性化されたのか、体育と神宮(皇室)がどう結びつくのか。体育史・政治史の先行研究や、当時の新聞記事等を合わせて考える。きれいにトライなるか!?タイトル再考。

上野:これも抜群。タイトル変更の理由と、方法論の再構築がまず的確。かつ上3名と同様、個々の作品ではなく、これまでの分析を踏まえて、建築家別に対比したことで、清家・宮脇・吉村・篠原の表現の相違が際立った。面白いのは、その相違が、そのまま各人の作品の個性に直結していること。自分がその作品で表現したかったことを、よりわかりやすく強調して伝えるのが雑誌発表だから、作品のコンセプトと、発表での演出が直結するのは当然といえば当然。とすれば、何を表現するかでキャッチコピーを付けるより、その表現のためにどんな小細工をしたのか、作為と手法に対して付ける方が適切では?そのための論を深くし、言葉を磨くこと。

小西:今年自己ベストの発表。秋田県南の蔵の「形式」については、前回の分類を見直し、改めて山形と比べたことで、ポイントが明快になった。また、「蔵に住む」という用法を、調査事例の建築年代や改造から丁寧に編年している。個々の事例の説明も分析も的確で、春学期の調査成果がやっと役立った(泣)。これに痕跡の見方を再確認し、かつ居住歴を加えることで、変遷が厚みを増すはず。調査研究らしい、モノに即した具体的な論を構築すること。問題は図面・・。


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