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Bチーム発表2
Bチームの2巡目。今年の就職活動の困難さを反映し、今日の発表は4人。
全員、悪くはないけれど、もうひとつ物足りない。作業も資料の分析も進んでいるのに、それが発表に活きなかったり、方法論や検討過程の説明が省略されてしまったり。もったいない!
ゼミでも話したけれど、研究では論理性、客観性、再現性が求められる。
何を史料として、どのように対象を選定し、それをどんな項目で分析したのか、それはなぜか、方法を丁寧に説明することは、他者がもう一度同じ方法で同じ分析をすることができること、すなわち再現性を持つことにつながる。
また、ただの感想文ではなく、誰が聞いても納得できる論になるには、証拠の積み重ねと、順を追った論旨の展開が必要。それが論理性と客観性につながる。
次回がもう春学期最後の発表になるので、総括のつもりで各自確認してみること。

佐藤:初登場。ラグビー部マネージャーらしく、神宮外苑がテーマ。明治神宮内苑・外苑の歴史や構成、各施設は丁寧に整理され、よくわかったけれど、各施設がなぜ計画され、なぜ外苑にスポーツ施設があるのか、背景が薄い。このテーマは、外苑にこういう施設がある(あった)という「事実」より、なぜ作られたのかという「理由」が重要で、そこから時代性もみえてくる。まだ他の神宮に広げなくてもいいから、まず明治神宮を丁寧に調べてみること。スポーツの捉え方が現在と当時では違うはずだから、現在の常識で思い込まないよう注意。
橋本:昭和30年代の住宅地図から社宅を丹念に拾い、データと地図にまとめた作業量はすごい。また、その立地や工場との関係をとにかく地図上で分析してみようとする姿勢もよい。が、まだせっかく作ったデータが活かしきれていない。地図をただ「位置」だけではなく、社宅の形態や規模、年代など複数の類型の「分布」を示す図に変えることで、工場との関係も自然にみえてくる。5つ以上の項目を設定して、丁寧に分析してみる。Excel表を作成し直し。
上野:勢いがあって、すごく面白い卒論になりそうだし、研究の意味を自分で考え、納得しながら進もうとする姿勢もよい。雑誌の発表平面と、写真から作成した平面との比較も丁寧・・なんだけど、なぜ、何の為にこの方法を採るのか、方法論の説明が必要。また「有る」ことを証明するのは簡単だけど「無い」ことはちゃんと証拠を出さないとあやふやに見える。丁寧に。住宅論だから、図と写真でビジュアルに説明することを常に心がけよう。
根本:パワポは前回に比べて数倍センスがよくなり、インテリア論らしい発表になってきた。また、レジュメをみると、各施設・各室の床・壁・天井などの仕上げを網羅的に調べてあり、密度の高い分析ができるはず・・なのにそれが全く発表に出てこない。扱った施設や部屋の材質や仕上げが全体としてどんな傾向にあるのか説明しないと、都合のよい部分だけを取出しているようにみえるし、「素材感」はただ材料だけでは説明できないはず。また、設計者の意図を知るには、村野藤吾自身の言説も重要。今回取り上げたホテルについて、全体像→注目部分(材質)→材や仕上げの比較→言説との比較という段取りでまとめ直してみること。方法論の構築が重要。

byAsae  
 [2010-7-4 22:56:19]

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