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Aチーム最終発表
早くも、今日でAチームは春学期の最終発表。
順調にいけば、今日までの内容をまとめて、研究報告書を7月20日に提出すると、幸せな夏休みに突入できる。
伊佐・小川・手嶋は順調で文句無く通過、牛奥もまあいけそう。
来週は再発表を含めて9名!なので、テンポの良い発表を心がけてくださいね。

〈伊佐〉前回も驚いたけれど、今回もびっくり!の密度が高い内容。終わったとたんに、来週のBチーム全員が焦りまくった。今回で明治期まで含めて14冊の雛形の分析が終わり、時代による変化がはっきりみえてきた。方法論がとにかく緻密で、作業が丁寧だから、述べる傾向に説得力があるし、組子という小さな素材を扱いながら、建築を取り巻く技術や意匠の変化と、その背景がきれいにみえてきた。実際の意匠例が出ると、よりわかりやすくてよかったけれど、文句無し!今後の方向についても、他分野の意匠と比べる方法も、職人の動向との関係や地域性をみる方法も考えられて、夢が膨らむ。自分がやりたい方法をいろいろ試してください。

〈小川〉日本大通に特化して、施設の性格+敷地内での配置+入口の向き+階数を図化。古写真から配置図を起こすのはかなり大変だけど、その方法の説明が緻密で、納得できる。出来た配置図もものすごく面白く、日本大通が外国人居留地と日本人居住区の「境界」かつ「防火帯」という存在から、次第にメインロードへと変化していく過程と、それに伴う景観変化がよくわかり、横浜の都市景観史として新鮮!この面白さがもっともっと伝わるよう、キーワードの設定や研究目的の構図を明確にすれば言う事無し!最後の詰めを慎重に。

〈手嶋〉160件の茶室について、名称別に平面・配置・外観意匠を整理するという気が遠くなるくらいの作業量。そのデータと、各事例の写真や図面で、傾向をビジュアルに説明していて、密度が高い。「亭」は躙口や小間が少ないなど茶室の要素が薄く、敷地内に独立して建つのに対し、「席」は逆に小間と躙口が多く、しかも主屋内に構えられるなど、予想以上に名称別の特徴が明確で、語源が持つイメージともよく一致する。この名称ごとの特徴を的確に説明できれば、春学期としては十分な成果。傾向を読むとき、最多点を探すだけではなく、最少点や特異点にも注意することを心がけると、もっともっと見えてくるはずだから、楽しんで取り組んでください。

〈牛奥〉商工省工芸指導所の照明器具の分析も戦後に入り、一応これで全体像がそろった。この戦後の作品の分析はものすごく的確で、言説と合わせてみたり、1つの作品について材料やデザインソース、背景を詳しくみたりと、具体的で説得力がある。パワポの構成もわかりやすい。ここまでなら満点なのに、なぜか先に事例を集めた戦前の1、2期の分析が甘いから、変化がはっきりみえないのが難。各期で重視したことは何か、その中で「日本」を何でどう表現しようとしたのか、その差をもう一度整理してみること。これがそのまま研究報告書のまとめになるはず。

〈武本〉研究目的も絵画資料の分析も、時間切れの印象。全体の発表も、どこを強調し、何を伝えたいのか、構成や説明に工夫が足りない。一番まずいのは、絵画資料による城郭の分析ポイントの設定が、曖昧なこと。描かれた複数の城郭の、何をどう比較するのか、同じ要素や基準で比べないと差がはっきりしない。もう一度「賤ヶ岳合戦図」のみを、現実の城郭の立地や歴史的事実をふまえて分析し、絵画だからわかることを改めて考えてみること。この方法論さえ構築できれば、どんどん進めるはず。来週再発表。

byAsae  
 [2011-7-1 22:59:47]

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