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秋学期初回ゼミ
秋学期がとうとうスタート・・。まだ大学に慣れなくて右往左往しています。
秋学期初のゼミは夏休みの進捗報告。ここまでを10月の計画系中間発表会に含めることになる。
休みの1名以外、内容的にはよく進んでいて一安心。発表やパワポも少しずつグレードアップしたけれど、また工夫が足りない部分が目立つから、中間までにもうひとふんばりしてみること。中間発表でどこまで精度を上げられるかが、最後の卒論の出来を左右します。

以下、発表順に講評。

〈山本〉村山知義の舞台美術のうち代表的な2作品の3Dを作成したのが一番の収穫。かっこいいしわかりやすい!が、まだ効果的に使えていない。また村山自身が「静的」「動的」と呼ぶ構成の特徴差が整理しきれておらず、ポイントが伝わらない。影響を受けた人物の考えと、村山自身の考えの区別も画面上でもっと明確になるよう工夫し、ポイントが3秒で掴めるよう整理と構成を直してみる。難解だからこそ、整理が勝負です。研究目的も再考。

〈猪狩〉春学期末から得られたデータのまとめ方、説明方法が進歩して、発表が飛躍的にうまくなった。補足説明も的確で研究の王道を行く。惜しいのは、5名の建築家の住宅作品の選び方と分析が恣意的で、等々力ジードルンク前後の時代性がみえないこと。全体→条件を付けて選択→年代傾向とジードルンクの関係、の順で分析しなおしてみる。文章は「」『』の使い分け注意。

〈大貫〉藤沢宿の歴史的背景の勉強を終えて、現代の実態や実験活用の準備に入ったとたん、ぐんと内容が深く、わかりやすくなった。さすがに好きなことはぐんぐん進むし、楽しそう。目的や方法の説明も丁寧で良いが、「景観」なのだから、発表にもっと視覚的な工夫が欲しい。市民や所有者向けのアンケートの準備、実験活用の企画や準備も着実だけど、これからやる作業が多いのが一番の心配。スケジュールをよく考えて行動すること。研究目的再考。

〈橋本〉前回までの絵巻物から離れ、現存する屏風から年代・寸法・画題の傾向を分析。入力したデータは600件以上あり、数が多くて説得力がある。傾向の掴み方もまあ適切で、作品の例示もわかりやすい。過去2回自爆したけれど、今回は見事リベンジ!今後の課題は、年代と画題、年代と寸法など2要素のみではなく、3要素、4要素を掛け合わせた傾向をみることと、最大点ではなく特異点に注目して分析すること。そのためのグラフを工夫してみること。

〈千國〉夏休みに松本民芸運動関係の建築作品の実測や痕跡調査をして、話が具体的になった。やっとやっと写真が入って、インテリア研究らしくなったのが一番うれしい。ただ、松本民芸館2号館は良いものの、他の作品の分析が施主や設計者の説明に引きずられ、単なる「お宅拝見」になってしまったのが問題。改造の場合、どこが元の民家を尊重し、どこを近代らしく改造したのか、元の平面や写真と比べてこそわかるはず。参考となる民家の平面・写真を集め、再度考えてみること。

〈田中〉大量の地籍図や土地台帳のデータを集め、各都市の雁木の分布図も完成して、作業量は十分。が、このデータを扱いきれず、未消化。なぜこの史料を集め、そこから何を知りたいのか、道路際の土地の分割は何を示すと予想し、それをどのように検証したのか。まいちゃんが普通だと思っている事実もきちんと説明し、目的〜結果を段階的に積み上げなければ、他者には伝わらない。糸魚川・直江津の土地と雁木の変化の模式図を制作し、それを論理的に説明できるよう再構成してみること。研究目的再考。
by Asae 
[2013-9-24 23:13:51]
 



院ゼミ
春学期最後の院ゼミ。

M2の2人は、11月の中間発表に向けた課題を明確にして、充実した(?)夏休みを過ごすための大事な発表。前回から1ヶ月で2人ともよく進み、テーマと方針に対する覚悟が決まって一安心。順調。
M1の平野は、もともと心配無し。

まずは課題を整理して、次の一手を打つための準備を優先して行うこと。

〈前島〉極めて順調。前川國男については資料収集が完全に終わり、インテリアデザイナー・水之江忠臣との協働関係の整理が終了。水之江自身が書いた論説を収集し、寸法決定やリデザインの具体的なプロセスもみえたことで、事務所内での立場や職能について鮮やかに整理できた。豊口克平の指導を受け、技術的アプローチを得意とする水之江は、思想的にも前川と近く、事務所に欠くことのできない存在だったことがよくわかり、レジュメは読み物としても楽しいほどの出来。
課題は、完成した家具のデザイン上の評価。地道なリデザインが具体的にどういう成果を生んだのか、モダニズムのインテリア要素としてどこが、どのように評価できるのか、実際の作品で検証する必要がある。また、そのデザイン決定での前川vs水之江の考えや主体の所在を明らかにするためにも、インタビュー必須。まずは、家具作品の現存確認と、インタビュー相手の選定を急ぐこと。
次は坂倉準三。

〈丸山〉貴人通行のための街路空間の準備について、集めた事例をとにかく整理し、料理してみよう!というのが今回の課題。前回までは、事例がただ並ぶだけで、論の組み立てが全くわからなかったけれど、今回初めて研究としての構成がみえてきた。うれしい(泣)。また、事例を、年代や設置する目的、通行する人物の身分差など、特定の項目に沿って分析することで、見えてきたことは多い。砂を蒔く、盛る、水を打つ、桶を置くなどの要素が、一度に揃ったり、演出要素として定着したりするのではなく、段階を踏んで揃ったことがわかったことも収穫。たぶん、本人が気づいている以上に面白い研究。
ただし、まだ個々の事例に固執しすぎで、もっと全体の流れを深く分析できるはず。米沢藩・山形藩等の事例補強も必須。通りに座る人物まで演出要素に含まれるなど、いかにも近世らしい手段が面白いから、それがきちんと伝わるよう、さらに整理して構成を練り、ポイントを抽出すること。夏休み明けの発表では、今回わかったことを5分で説明できるようにすること(宿題)。

〈平野〉社寺参詣曼荼羅の2回目。前回は参詣曼荼羅の史料性の検証、今回はそれを使うことでわかる可能性がある課題の抽出。社寺建築は、参詣曼荼羅が多く制作された室町期を挟んで、近世に平面や空間、境内構成が大きく変化したとされ、そのポイントを整理することで今後の視点を考えるのが今回の作業だが、例によってその整理も発表も的確。本当にしっかり者。
今後の課題は、例えば仏堂の複雑化・拡大化をテーマとしたとき、絵画史料の何を、どう分析すれば良いのか、方法論の検討。できれば複数本がある史料を選び、具体的に分析してみることを勧めます。
by Asae 
[2011-7-28 19:18:58]
 



卒業式
3月24日は大学院、25日は学部の卒業式。
卒業おめでとう。

やんちゃ坊主が多くて4月当初は覚悟したのに、予想よりずっとずっとやる気があり、結束力が高くて良い代でした。まさに切磋琢磨を絵に描いたように、お互いが刺激し合って成長していったことが一番うれしく、印象的でした。

昨晩の打ち上げでは、片井が大泣きして焦った・・今年は泣き上戸が多い?
それだけ打ち込んだのだし、仲がよかった証拠だから、その経験を宝物だと思って大事にしてください。

院の2人は、たぶんこれまでで一番タフでした。
M2から移籍した曽根田は、よく1年でここまでがんばった。
卒論生の良きお姉さん(お母さん?)役で、厳しいけれど優しい。小沢研に来てくれて、たくさん助けられました。本当にありがとう。
平野は、3年間ずっと調査も研究も一緒に進めてきて、思い出がありすぎて、言葉にできない。もう一緒にできないと思うと、欠落感が大きくて辛い。
今まで避けてきた寺院建築に眼が開いたのは平野のお陰?です。
不動のリーダーとして、ずっとがんばってくれてありがとう。

大きな花束を院生からも学部生からもいただいて、うちは女優部屋状態です。
院生からもらった曲木のお弁当箱、大事に使います。
学部生は、名入りの日本酒とガラスのおちょこ。センスがいい!飲むのが惜しい。

みんなの活躍をみることが、一番の私の幸せです。
たまには研究室に顔を出してくださいね。
活躍を心から祈っています。

荒井ちゃん、寂しいけれどがんばろう・・・(泣)。
by Asae 
[2013-3-26 9:53:40]
 



院ゼミ総括
1ヶ月半ぶりの院ゼミ。

修論提出まで、あと約半年になり、M2は研究の骨格を固めなければならないところ。方向性が決まらないと、夏の作業が的外れになる。
その点で、平野は分析と発表の出来はともかく、目的・方法は理解できるが、曽根田はうーん・・・。とにかく夏休み前までに2人とも方向を固めること。
M1の荒井は、10月の技術報告集投稿が目標。卒論から補足しなければならない部分の7割が埋まったから、とにかく書き始めましょう。

という個々の内容はともかく、ゼミ自体はなんとも不満。
他の人の発表に質問も意見もほとんど無く、反応が鈍くて沈滞ムード・・。
当日まで準備していて眠いのはわかるが、それは自分で自分を追いつめたこと。院生3人しかいないのだから、きちんと発言しないと場が成り立たないし、勉強にならない。
これは、4年のゼミでも同様で、院生の発言が例年に比べて少なく、きれが悪い!本当に物足りない。
意識して、現在の3倍以上発言すること。

なお、緊張感が必要だと思うので、秋からは2ヶ月に1度、4年の前で発表させます。4年生は、ばんばん突っ込んでください。

〈荒井〉横浜の市区改正で提案された「街庭」と呼ぶ小公園の計画背景と他都市での状況を解明中。さすがポイントがよくわかる発表。パリに倣ったらしいこと、同じ都市をモデルにしながら東京や名古屋では性格が異なり、「街園」「街苑」と名前も違う点が面白い!各都市で誰が提案したのか、その導入背景が個々に違うのかも気になるところで、街庭だけで大会一本分の内容になりそう。卒論は全体像を広く扱ったけれど、修論では一点を深くみる視点もすごく大事だから、横浜と他都市を比べる切り口のひとつとして史料をもっと集めてみること。

〈曽根田〉今回の最大の目標は、研究目的と分析タイショウ(←禁止ワードで使えない)の選択条件の決定。その上で分析方法の定型を作ると、一気に作業に入ることができる・・。が、甘い。研究目的は、言葉をもっともっと絞り、建具の機能と意匠(形式)の両方からの視点が明確になるよう再考。これは研究タイショウとも深く関わり、何を見たいかによって、事例を厚くすべき年代や種別が異なるはず。数が多ければいいのではなく、知りたいことにふさわしい事例を集め方をしなければならない。さらに、建具の選択→部屋相互の関係→各室の用途・機能という推論を進めるのに、動線を最初に設定するのは本末転倒だし、建具の選択理由を機能だけ計るのは片手落ち。現代の常識を江戸時代にそのまま当てはめることができないことを肝に銘じた上で、「建具だからこそわかること」が明確になるよう、組み直してみること。なお、方法論や命名は、出来る限りシンプルな方が絶対に得です。

〈平野〉前回の清水寺に引き続き、滋賀・長命寺の参詣曼荼羅の分析に着手。研究目的は、パワポが未完成で表現が××だが、「参詣曼荼羅」を扱う意味と研究のオリジナリティは明確で○。分析に先立つ長命寺の諸堂の建築履歴の整理もまあ良く、6本の図の整理も一応OK。が、制作年代の推定がやや甘く、かつ説明が長くてわかりにくい。再整理。課題は分析で、複数本での描写の違いは何を示すのか、描かれた人物や建物の何に注目すべきなのか、そのポイントが曖昧だとただの「間違い探し」になってしまう。ポイントがあやふやなのは、たぶん近世社寺に関する知識が足りないから。参詣曼荼羅での使い方が、近世らしい堂や境内が現れる萌芽になるはずだから、変化の「終着点」としての近世社寺全般と長命寺の特徴に関する知識を強化して、分析を深くすること。
by Asae 
[2012-7-26 23:20:20]
 



Bチーム2回目
Bチームの2回目。
発表8人は長くて体力的に辛い。最後は院生からほとんど意見が出なくなった・・。

内容的には、横田が作業・分析・発表の三拍子揃ってダントツのトップ。田原も、方法論の説明が過不足無く、分析が鋭い。前回残念だった長尾&石山が奮起して、発表も内容もすごく良くなった。
残る4人は、よく進んではいるけれど、作業目的が曖昧で、考察が迷走中。というものの、進んだからこそ生じる悩みだから、悩んで、考えて、前進してください。

次回は、全員調査または1次史料の分析に突入。しかも、次回がもう春学期最後の発表で、かつその直後が研究報告書の提出。意外と短い春学期。
次回は、春学期のまとめと思って、研究目的をきっちり考え、中身の深い考察を期待します。

〈横田〉1ヶ月でレーモンドの家具に関する雑誌や書籍の記事を集め、事務所に実作の調査に行き、かつ具体的な建築作品で使用家具の傾向をみるという人間離れした作業量。しかも、膨大なデータの整理が的確で、豊富な内容なのに発表がコンパクトでわかりやすい。レジュメも優秀で、第2回発表のMVPに決定!家具のデザイン・材料の傾向が戦前・戦後で異なり、レーモンドの近代建築に対する考え方の変化と連動する点は面白く、また製造に百貨店が関わっていたことも興味深い。まず作品の選択条件を制定した上で分析例を増やし、家具の設計・製造・使用の3段階に分けて整理を進めよう。

〈田原〉京都の災害履歴の地図化を終えて、今度は町家の変化を洛中洛外図から分析。町家の何を防火とみるのか、描写範囲が異なる絵画をどう定量的に分析するのか、などなど方法論の説明が的確で、考察に説得力がある。これでレジュメが発表並みにできていれば言うこと無し(と前回も言った・・)。虚実が混在する絵画史料の場合、数を重ねることで各史料に共通する事実=当時のコモンセンスを抽出できるはずだから、今の姿勢のまま事例をせっせと増やすこと。

〈長尾〉前回作った高島城下町の地図をフルに活かして、城下町としての一般的特徴と、高島独自の特徴を整理。史料説明が欠けた点は惜しいけれど、説明がビジュアルでわかりやすく、地形や水路、温泉など独特の要素の存在が明確になった。同じ町人地なのに宿場町と2ヶ所の郷村部で住人構成が全く異なる点もおもしろく、それが町の何に影響するのか、予想した上で次のステップを決めたい。まずは来週の予備調査へ。タイトルと研究目的の再考+史料説明の補足必須。

〈石山〉塔の機能・性格・様式や宗派別の特徴を整理。先行研究の読み方、まとめ方が身について、やっとやっと深い内容になった(泣)。これが基礎になるから、1次史料の分析に自信を持って入ることができる(泣)。最大の課題は、レジュメの文章の書き方・・。日本語学習必須。また研究目的は、これは塔の研究なのか、京都の研究なのか、方針を再考し、起承転結に沿って一度自力で書いてみる。次回から手強い絵画史料に着手。まず幕末の史料から取り組むことを勧めます。

〈片井〉駿府城下町の96町の町名や由来から、町人地のより詳しい職業別のゾーニングをみるのが今回のテーマ。地図も作ったし、背景も調べたし、作業そのものは本当によくやっているのだけど、その目的があやふやなため、考察が自問自答のデススパイラルに入っている。もったいない。今後のテーマである「繁華街の近代化」も、その変化を何によって判断するのか、ファクターを論理的に決めないと、どんな史料を集めればいいのかわからない。まずは頭と気持ちを整理することが大事。タイトル再考。

〈羽毛田〉ケンペル+アンベールの2人の日本記録から江戸城に関する記事を網羅的に集め、それを内容ごとに分類したところまでは◎。が、その考察は「江戸城」を知ることが目的ではなく、「ケンペルの関心や捉え方」を知ることのはず。そのためには、江戸城についてまず羽毛田自身が理解し、ケンペルたちの意見を比較しつつ論じる必要がある。その考察と論述の手法を定型化するため、史料の幅を広げず、江戸城と江戸の町家の記述に限定して考察をやり直してみる。タイトルおよびレジュメの構成、要注意。

〈土井〉戦前の「婦人画報」掲載のインテリア関係の記事を目次から抽出し、その執筆者に注目。そこまでで時間切れ。が、このリストは、もっともっと様々な分析が可能で、記事の内容(作品紹介、家具、部屋・建物など)や執筆者の肩書(建築家、美術家、文化人など)による分類や、年代傾向など面白そう。次回は、事例を昭和まで広げ、複数の視点で年代傾向を分析してみる。その上で画期となる記事を集めて比較へ。タイトル+研究目的再考。

〈武井〉前回扱ったペリアンとの関係から坂倉準三・丹下健三を選択し、日本建築の「引用」事例を抽出したところまでは良いが、引用元と先の建築名を挙げるだけでは甘い。もう二歩踏み込んで、具体的に作品のどこが引用なのか、なぜその元作品が選ばれたのかを論じる必要がある。1作品で言うのは難しいけれど、複数の作品を比べることで、引用元の違いが実作にどう影響しているか推測できるはず。範囲を広げなくていいから、元の日本建築と引用先の作品のそれぞれの特徴を理解し、説明に適切な写真を選ぶことから始めて、分析を詳しくしてみること。研究タイトルと目的再考+レジュメの記述を勉強。
by Asae 
[2012-6-23 17:50:14]
 



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