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Aチーム発表2(長い)
12月18日で、今年のゼミを終了。次に全員で会うのは、卒論提出と発表練習+本番のみ。1年間は早い!
恐ろしいことに、提出まで残りほぼ1ヶ月。恒例の年末個別面談で、卒論の仕上げまでの打ち合わせをきっちりして、学生最後の冬休みを充実して送ること。

というものの、今回の8人は、みんな結論の着地点がほぼ見え、粒ぞろいの内容。恐るべし。
ここまで見えていれば、何を詰めなければいけないのか、その作業もおよそわかっているはず。ここから先は、妥協しないで粘った人が最後に勝つ。みんな良い論文になると思うから、がんばってください。

三浦:中間以降、自分のやるべき作業がわかり、そのまとめ方や発表も板について、道に迷うことが無くなった。4月から最も成長した子だと思う。前回注文がついた、屋根瓦だけではなく全体を見る姿勢もちゃんとパワポに入って、景観に繋げる手がかりができた。例によって課題は、データの活かし方、読み方。鬼瓦は種類が豊富なために、全てをグラフで併置すると傾向がわかりにくい。何を指標に質素or華美とみるか、具体的に挙げて分けた方が良いし、ただ華美・質素だけではない、町ごとの好みがみたい。鬼瓦制作の背景も含めてもう二歩補強すること。

佐々木:あいかわらず作業量は多いし、データ整理も正確。ただ駅舎意匠の分類が細かく、かつ技師の異動と無理に結びつけようとし過ぎている。全ての意匠が人との関係で説明できるわけではなく、数例を証拠として挙げられれば充分。RC造はその例として最適。手順として、まず駅舎意匠の年代・地域・管轄の傾向を淡々と説明し、そこに人事異動を重ねてみて、何がわかるか説明する。特定の駅のための意匠が、後にプロトタイプとして定着し、それを元にリデザインするという流れもあるはずだから要注意。年内にRC造を片付けること。佐々木さん、ここから先は吹っ切って走りきる勢いと熱意が一番大事ですよ。悔いの無いよう取り組むこと。

平野:発表後、全員からため息が出たほど、ダントツの内容と発表。前回までで絵画史料からみた傾向が、実際の建物の空間や変化と結びつき、建築学科らしい研究になった。関西の実地調査が活き(泣)、かつ方法論の説明が丁寧かつ明快!石山寺について、改造や局の用法を加えて完璧にし、これを指標に、他の絵巻や、実際の寺院の改造を加えて流れをみる。実例としては、桑実寺本堂の改造と、東大寺二月堂か?絵画では、畳以外に、着衣や調度などでも身分差をみてみること。

塩田:中間以降、毎回自己ベストを更新。東博本館の平面・外観の設計背景と実施での変更点が、細部に渡って整理され、中身の濃い分析になった。もうこの2点は完だが、全てを「日本的」と言いきるのは危険だから、要注意。あとは、完成後の展示計画と、平面計画の関係が論じられ、変更点の意味が説明できればOK。また、内部意匠については、東博本館のオリジナルか、それとも他からの流用か、同じ年代の建物と合わせて考えてみること。ゴール近し。

橋本:中身の濃い、明快な発表。4社の社宅の形態・立地・住宅施策が年代を追って対比され、構図が明確になった。特に、東電を除き、社宅がまず工場の中近部に建設され、戦後に工場周辺での建設が始まった点、そこで戸建+集合住宅の複合や付帯施設を持つ社宅が登場した点は新鮮で、従来のイメージを覆す。とすれば、なぜ戦前は社宅が少なかったのか、なぜ工場近辺に増えたのか、その理由が問題となる。この背景を、一段階古い地図や社会背景から説明できればもう結論。ゴール近し。

佐藤:ラグビーの大学選手権も始まった中で、よく自力で進んでいる。これまで調査した4神宮の歴史や施設を、同じフォーマットで比較したことで、共通点・相違点が明確になった。橋本と同様、課題はその共通点・相違点の理由。ただスポーツ大会があったから・・ではなく、なぜその場所が神宮外苑でなければならなかったのか、スポーツ=体育が当時どのような意味を持ち、何を意図して活性化されたのか、体育と神宮(皇室)がどう結びつくのか。体育史・政治史の先行研究や、当時の新聞記事等を合わせて考える。きれいにトライなるか!?タイトル再考。

上野:これも抜群。タイトル変更の理由と、方法論の再構築がまず的確。かつ上3名と同様、個々の作品ではなく、これまでの分析を踏まえて、建築家別に対比したことで、清家・宮脇・吉村・篠原の表現の相違が際立った。面白いのは、その相違が、そのまま各人の作品の個性に直結していること。自分がその作品で表現したかったことを、よりわかりやすく強調して伝えるのが雑誌発表だから、作品のコンセプトと、発表での演出が直結するのは当然といえば当然。とすれば、何を表現するかでキャッチコピーを付けるより、その表現のためにどんな小細工をしたのか、作為と手法に対して付ける方が適切では?そのための論を深くし、言葉を磨くこと。

小西:今年自己ベストの発表。秋田県南の蔵の「形式」については、前回の分類を見直し、改めて山形と比べたことで、ポイントが明快になった。また、「蔵に住む」という用法を、調査事例の建築年代や改造から丁寧に編年している。個々の事例の説明も分析も的確で、春学期の調査成果がやっと役立った(泣)。これに痕跡の見方を再確認し、かつ居住歴を加えることで、変遷が厚みを増すはず。調査研究らしい、モノに即した具体的な論を構築すること。問題は図面・・。
by Asae 
[2010-12-19 22:00:57]
 



2011年度小沢研希望の3年生へ
小沢研究室は、日本の建築・都市の歴史をテーマとしています。
卒論テーマは、各自が自分の興味や関心で決定します。10年度の卒論・修論については、中間梗概を研究室前に掲示中。それ以前の卒論テーマや内容は、研究室に資料があります。
研究室見学も可。私が不在の場合は、院生または4年に質問してください。

また、下記の日程で公開ゼミを行います。
 11月19日(金)13:25〜16:40
 11月26日(金)13:00〜16:20(時間注意)  *いずれもH棟2階山田記念室

なお、今年の募集は湘南の全研究室いずれも13名が定員です。日本建築史を履修している(履修中含む)ことを原則とします。
希望者は、下記の日程のいずれかで、必ず小沢と直接面談してください。

 11月11日(木)11:00〜17:00
 11月16日(火)10:00〜15:00
 11月17日(水)10:00〜16:30
 11月22日(月)11:00〜12:30、15:00〜18:00
 11月24日(水)10:00〜17:00
 11月29日(月)11:00〜12:30

メールでの質問も受け付けます。
by Asae 
[2010-11-4 19:47:14]
 



中間発表&その後
中間発表お疲れさま。
前日まで焦った人もいたけれど、全員良い発表でした。
質問が来なかった人は残念だったけれど、まあこういうこともあるから、気にしないように。
打上げは、ものすごーーく濃い話が多々あって、盛り上がりました・・。

さて、中間を経たことで、これまで貯めたひとつひとつの分析がまとまり、方向性がみえた人は多いはず。これから最終提出までは、まるでジェットコースターのようなスピードで日が進むから、しっかり見失わないで走ってください。

今後のゼミは、
 11月19日(金)Bチーム発表
 11月26日(金)Aチーム発表
 12月10日(金)Bチーム発表
 12月17日(金)Aチーム発表
特に、11月19日と26日は、3年生の卒研希望調査期間に当たるため、公開ゼミにしますから、よろしく。

また、
・とにかく全員、ここまでのデータをバックアップ!
・研究室のパソコンのデータを整理。
・本論の未提出者は11月8日までに提出。

少し(くれぐれも少し)羽を伸ばして、気分をリフレッシュして、また先に進みましょう。
by Asae 
[2010-10-20 23:36:04]
 



中間タイトル
中間発表の論文タイトルを整理しました。
全員、これで合っているか確認して、私に返信すること。
めずらしく、今年はサブタイトルが少ない・・・。

秋田県県南地方における蔵の形式と用法
村野藤吾のインテリアにみる素材感の特質
宗教絵巻にみる祈りの姿態と場の変容
愛知県西三河地方における三州瓦の生産と町並景観
造園家飯田十基の活動と近代数寄屋への貢献 ―吉田五十八・北尾春道との共同作品を中心に
明治神宮外苑とスポーツ施設
家具選択と配置にみる戦後の住宅作品の提案生活像
神奈川県の近世社寺建築における向拝彫刻の図様と構成
栃木県における太子講の実態と職人組織
三浦市三崎における文化的景観と整備計画の提案
東京帝室博物館の建築と展示計画
京浜工業地帯との関連にみる社宅の立地と計画
鉄道省営繕組織と駅舎意匠の系譜
by Asae 
[2010-10-7 23:13:46]
 



中間梗概
中間梗概の第1案が、1人を除き出揃いました。

今年は着実に進んでいるから、楽々・・と思っていたら、意外と苦戦。特に、前回のS&Aチームが、2枚に収めようとする余りに肝心な分析が抜け落ちて、薄くなってしまっている。

中間発表は、
1)テーマに、研究としての意義と論理性、新規性があるか。
2)その研究テーマに対し、研究方法が適合しているか。その方法は本当に可能か。
を確認するのが最大の目的。
研究方法の妥当性を確認するためには、実際に調査したり、分析してみないとわからないし、具体例をあげて説明しなければ伝わらない。また、その分析にどんな意味があるのか、テーマとの関連を説明してくれないと、ただのデータになってしまう。

何が必要な情報で、全体として何をいいたいのか、骨格がはっきりわかるよう再度整理すること。
現段階の予想では、梗概完成のトップは、上野・星野・塩田のいずれか??

なお、梗概のフォーマット上の注意は下記の通り。
1)本文の文字は、細明朝体またはMS明朝の9.5ポイントが基本。
2)1ページ目のフッダーに、氏名をローマ字で記入。姓はすべて大文字、名前は頭文字のみ大文字。
3)2枚目のフッダーに「2010年度中間発表梗概集 東海大学工学部建築学科」と記入。
4)本文以外に、参考文献リストと本論の目次案を入れる。本文より文字を小さく、行間を詰めても可。
5)図は下端、表は上端に「図1・・・・」「表1・・・」と番号とタイトルを入れる。
6)梗概はモノクロ印刷なので、図中の凡例はカラー不可。白黒で区別がつくよう工夫。
7)参考文献を用いて書いた箇所には、本文中に文献番号を入れること。

廊下に掲示してある梗概を参考にしてください。
M1は、文献番号の入れ方と、参考文献リストの記載を4年生全員分チェックすること。
by Asae 
[2010-10-3 19:45:09]
 



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