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Bチーム発表総括
先週に続き、Bチーム発表・・だけど就職活動等で3名欠席のため、いまだに発表が一巡せず。発表内容をみても、なかなかスタートの足並みが揃わない。
今年は就職活動が厳しいことは確かだけれど、進まないのはそれだけではないはず。研究をできない理由もやらない理由もいくらでも付けられるけれど、やる人はどんな状況でもちゃんと進んでいる。自分の卒論だから、自分が取り組まない限り、誰も助けてはくれない。卒論を面白くするかどうかは、自分自身にかかっている。その意味で、今年は自分に甘い人が多いようにみえる。
よーく自分の姿勢を顧みて、正面から卒論に取り組んで欲しい。1年間は短いから、何もしないで終わっちゃいますよ!
以下、発表順に講評。

橋本:京浜工業地帯の社宅がテーマ。堅実な内容と丁寧な発表。工業地帯の変遷が、言葉ではなく地図上で説明できていて、都市史の王道を行くアプローチ。とにかく工業地帯に行ってみちゃうとか、資料があるのがわかったら即図書館に行くとか、体育会系らしい行動力も頼もしい。ただの住宅や住宅地ではなく「社宅」を扱う意味や面白さ、最終的に社宅の何をみたいと思うのか、その視点の独自性を改めて考えてみること。
根本:村野藤吾のインテリア。建築家村野藤吾の理解が今回の課題で、スタートとしては充分合格点。特に、自分なりに作品の特徴をキーワードで整理し、それを映像で示す点がポイント高し。惜しいのは、せっかく自分で作った資料から何が読めるのか、分析が足りない点と、その考察が自分の研究対象の選択に繋がらない点。年代や用途など何を条件に今後の対象を絞るのかを、常に頭に置いて先行研究を読み、かつ自分で作った年譜や作品をみてみること。膨大な先行研究がある分野だから、丁寧に。
須田:作庭家・飯田十基という建築界ではマイナーな人物がテーマ・・だから、まず「飯田十基」とは何者かをきちんと説明しないと、みんな話についていけない。発表は、全体像から部分へ、一般論や基礎情報から詳細へ進むのが基本。発表構成を再整理。また、飯田に関する基礎的な情報収集が不足しているし、年表や作品リストが不完全。完全に作業量不足。面白いテーマなのだから、姿勢を立て直して、次回は目の覚めるような発表をみたい。
上野:1950〜60年代の住宅という、根本と同様、先行研究が山ほどあるテーマ。でも、そのポピュラーな対象に対し、自分の研究のオリジナリティがよく理解できている。また、住宅の特徴の分析は、意外なほど丁寧で、高評価。課題は、研究方法の説得力のある説明と、平面や写真など具体像を示した発表方法。対象住宅の選択条件や分類方法、今後行うはずの家具の分析方法がきちんと説明できないと全体が怪しくなる。院生と一緒に想定質問を繰り返して、どう突っ込まれても太刀打ちできる研究方法の構築を目指すこと。
土方:今回は文化財ジャンルや復原・保存・修景などの用語や手法の理解が課題。でも、そのひとつひとつの調査が浅く、本人が理解していないから発表にならない。定義を丸写ししても、ただの辞書。完全に作業量不足。ひとつひとつの用語を、対象・成立背景・長所・短所など複数の項目から整理し、他のジャンルや用語と比較してみてはじめて、特徴がわかるはず。そこからやっと、調査対象をどう扱うか、自分なりの調査方針がみえてくる。もう三歩踏込んだアプローチを期待。

次回の発表までの間隔は3週間しかないから、すぐに次が廻ってくる。少しずつでも地道に進めることが重要。できる限り研究室にきて、院生や私と話をすること。今回発表できなかった3名は、今回分も含め、次回は1.5回分以上の内容(時間ではなく「内容」!)が必要。
なお、今日の司会のM1前島は大健闘。とっても本人の勉強になりそうなので、次回以降の司会はM1の2人が交替でよろしく。
by Asae 
[2010-7-4 22:53:50]
 



ゼミ発表総括
今日からいよいよ、本年度の卒論ゼミ発表がスタート。
今日はAチーム7人の発表・・・のはずだったのだけど、事件もあって発表5人。恐るべしは、佐々木&星野。初めての発表とは思えない内容。この調子でぜひ。

佐々木:鉄道省営繕組織がテーマ。このまま卒論の中間発表会に出しても通用するほどの完成度。「営繕」という、建築を造る「組織」をテーマにする意味や面白さがよく伝わり、かつ複雑な組織変遷をよく整理している。端的にキーワードが出せるのは、自分自身でよく理解している証拠。次から、組織を構成する「人」を調べる段階に入るから、より慎重に、丁寧に。
星野:これも職人の組織がテーマ。「太子講」というマイナーな組織の成立・構成・行事などを、的確に整理している。特に、先行研究の収集と読解が正確で、頼もしい。今後考えて欲しいのは、「太子講」を扱うことで何がみえるのか。またこの研究は「現状」を対象にするのか?現状調査だけではなく、「史料」を収集するのは何のためか?建築史としての研究の意味を考えてみること。
平野:「祈る人」の変化から、仏教建築の空間の変化をみるテーマ。さすが仏像マニア!という楽しさが伝わる発表。これはすごく大事!また、自分で平面をみて違いを考え、その意味を先行研究からよく勉強している。惜しいのは、空間の区分の捉え方、建てられた当時の建物の特徴の把握にやや甘さがある点。でも、テーマや方法論の意味をよく理解していてgood。
小西:今年少数派の調査系。出身地の秋田で座敷蔵をテーマにするという最初のモチベーションまでは良かったのだけど、必要な説明が発表から抜け落ちてしまったのが痛い。研究では、客観性を持つために、方法や対象を論理的に選び、それをきちんと説明する必要がある。今回の作業を何のために行ったのか、どんな条件で対象を選び、どのように分析したのかを、説明してほしい・・・と思ったら、レジュメにはちゃんと書いてあり、発表の数倍の内容が入っている!なのに、なぜ発表に無い!?せっかく調べた内容がちゃんと伝わるよう、発表方法を勉強すること。
塩田:博物館マニアが取り組む東京国立博物館の研究・・ならば、もっともっと丁寧に調べられるはず。これも、佐々木と同様、組織との関係がポイントのひとつだから、それを正確に把握することが基礎になる。また、すでに『東博百年史』などの研究があり、自分の研究のどこが新しいかを考える上でも、これら先行研究を正確に理解する必要がある。なのに、この肝心の作業が雑。先に進む前に、もう一度ここまでの内容を読み直し、キーワードを取出して、パワーポイントを作り直してみること。
by Asae 
[2010-7-4 22:52:40]
 



初回ゼミ
今日から2010年度のゼミが始動。
恒例の「私の町を紹介!」の宿題発表からスタート。今年は、ちゃんと調べている人が多くて(全員ではありません・・・)安心。院生諸君も指導が丁寧で頼もしい。

今年は教室も変わったし、院生主体の進行にすることにしました。次回から、司会はM1、M2が交替でよろしく。私は、じっくり発表を聞きます。

さて、どういうゼミになるでしょう??
by Asae 
[2010-7-4 22:52:18]
 



2010年度卒論テーマ
今年の卒論テーマが決まりました。民家系が激減、近現代多し。

絵画史料とか皇室モノとか、職人史とか、久々に私のプロパーに近いテーマが多くて、楽しくうれしい・・(泣)。が、マニアが多くて大変そうな気もする。

楽しい卒論になりますように。
M1もそろそろ今年のテーマを相談すること。

秋田県湯沢市における蔵座敷の意匠と職人
村野藤吾のインテリアにみる素材感とナショナルロマンティシズムの影響
縁起絵巻にみる祈りの姿態と場の変容
三河湾沿岸域における三州瓦の生産と屋根の意匠
作庭家飯田十基と吉田五十八 ー新和風への貢献
神宮外苑とスポーツ施設 ー皇紀2600年記念事業の国家戦略
家具選択と配置にみる1950年代の小住宅の生活像
神奈川県の近世社寺建築にみる向拝彫刻の図様と構成
栃木県における太子講の実態と職人組織
長野県茅野市柏原・湯川の集落景観
東京帝室博物館の建築と展示計画
京浜工業地帯との関連にみる社宅の立地と計画
鉄道省営繕組織と駅舎意匠の系譜
by Asae 
[2010-7-4 22:51:56]
 



日本建築学会大会締切
今日の17:00が今年の日本建築学会大会の梗概締切。例年、時間ぎりぎりまで掛かり、スリル満点なのだけど・・今年はほとんど前日に完成。安心・安全な締切日でした。みんな、お疲れさま。

研究室からは、ジョージ・栗山・前島・丸山+私の5名がエントリー。民家が2編、近代が1編、都市史が1編とセッションがばらばら。本番は、9月9〜11日、於富山大。

夏の楽しい北陸ツアーをお楽しみに。
by Asae  
[2010-7-4 22:51:33]
 



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